今日の石はブルートパーズの原石。
ブルートパーズの原石は折につけわたしのもとにやってきている。
扱える石の一つなんだろうと思う。
10年来のわたしの石の師であるハマダヨーコさんがよく言っている。
「ひとには特に扱える石がいくつかある」と。
扱えるというのはどういうことなのか?
簡単には説明できないけれど、たぶん得意分野だったり、そういう性質だったり、生き方だったりがその石の持つタイプ、体質、性質、エナジーなんかと似通っていたり、あるいはタッグを組むとうまいこと何かを動かせたりする、そんなことなのかなぁとわたしは理解している。
このブルートパーズは菱形の結晶面(おそらく結晶のトップの部分)が綺麗に残っているけど、下の部分(裏側)は劈開面になっていて、まるで鏡のように平らに光を反射する。
買ったときは裏側の端っこは全て鋭利になっていて、ちょっと引っ掛けると指が切れてしまうほどだったのでなかなか触ることができず、しばらくたってから鋭利なエッジの部分だけ丸みをつけて研磨した。
それでいくらでも今は触れるように。
石は触れられるなら触れたほうが良い。
よく理解できる。
もちろんひとによりコミュニケーションの仕方は異なるので、違う方法のほうが良い場合もあるし、石によってもきっと違う場合があるけれどね。
このブルートパーズに触れていると、Michael JacksonのMan in the mirror という歌を思い出す。
強烈なマイケルのメッセージが込められた曲に圧倒されてしまうけれど、今ほどこのメッセージが重要な時期はないのかなあと。
トパーズってはっきりとしていて、きっぱりとしていて、目的が明確で、脇目を振らずに前に進んでゆくイメージがあるんだけど、そんなひとも何かの拍子にふと立ち止まって、自分の目の前にある鏡に映る自分自身を見たときに、何か違和感を感じることもあるだろうと思う。
あれ?このままでいいのかな?
って。
どんなに信念があってやってきたことでも、その時に、そのまま続けることだけが正解じゃないかもしれない。
昨日までは信じてこれたけど、今日からはもしかしたら違う道を歩いた方が自分に正直にいられるのかもしれない。
そんなことを思う日が突然やってきたりする。
多くの人にとって今がその時なのかも。
そんなことを感じる。
例え今、今まで結晶化を繰り返し形を作ってきたものが、ある日突然割れて切り離されてしまっても、それらを積み重ね、結晶化させてきた事実はなくならない。そのプロセスはあなたが見ている、私たちが見ている鏡のずっと奥に大切にあり続ける。無くなったりしない。
トパーズは明るい。
まっすぐで、きっぱりとしていて、常に前を向いている石だと思う。
鏡の中の自分は何を訴えているのかな?
それを丁寧に、ひとりで、じっくり観察してみる。
トパーズの明るさはいつもわたしたちを応援してくれる。
ブルートパーズの冷静さや、希望のエナジーもわたしたちの助けになる。
トパーズは硬い。強い。
どんな環境にあっても、その美しさを携えて今まで存在し続けている。
崖から落ちて、何年も川の激流にさらされても、角を丸くしてわたしたちの元に現れてくれる。
その姿は驚くほどに愛らしい。
誰かの答えじゃなくて
あなたの答え
わたしの答えを
出していきたいね。
ブルートパーズはとても自立しているんだよね。
自立。したいね。
ミホンヌより愛を込めて、今日はブルートパーズをお送りしました^ ^
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